僕が僕である為に

102kgから始まるファンタジー

10kg:モテ大航海時代

『"受け継がれる意志"
 "時代のうねり"
 "人の夢"
 これらは止めることのできないものだ
 人々が『自由』の答えを求める限り。
 それらは決してとどまることはない』

 

 

前回では、恋をしたなどと言いながらも、昨日は街コンに行ってきた。

男性6人、女性8人

の組み合わせ。

『まぁ、オレは誰かとマッチングするだろう。』

と根拠のない自信で満ち溢れていた。

 

形式としては、

1対1で3分間話をして、男が移動で一周したら終わりと言う形式だった。

新世界という大海原を目指すオレ様の作戦は、

 

『とにかく笑わせる!』

 

であった。

これは、少なくともイケメンとは言えない面構えなので、面白いやつで、女性を笑わせるしかないからだ。

 

パーティーが始まると、ほぼ全員を爆笑させた。

会場は29番(フェイク)のオレ様の独壇場だったた。

一周した時、オレ様は手応えをこれ以上ないほど感じていた。

なぜなら、

プロフィール用紙の好きなタイプ欄に皆が、

 

『面白い人』 『明るい人』

 

と書いていたからだ。

間違いない。

時代が来たのだ!

モテ大航海時代

オレ様の名前にミドルネームで、Dが入っていてもおかしくない。

モンキー D ルフィーのように!!

 

『今日この会場で、オレ様とマッチングできない女の子ゴメン!』

 

と本気で謝りたい気持ちでいっぱいだった。

 

いよいよマッチング発表。

11〜

 

18〜

 

24〜

 

そろそろオレ様の番だ。

誰とマッチングしたのだろうか、、、

しかし、司会が口にしたのは、

 

30だった。

 

耳を疑った。

 

『あんなに笑わせたオレ様がマッチングしない!?』

司会はその後もう一人の番号を口にし、マッチング終了を告げた。

 

つまり、男性陣の中でマッチングしなかったのはオレ様だけなのだ。

 

ありえない、、、

 

なんなら、マッチング発表前のシンキングタイムに、

スタッフ『次回開催の分に男性が足りていないので参加していただけませんか?』

 

私『マッチングした方とどこか行くかもなので、すみません!』

 

と確信を得て、断っていたのだ。

マッチングしていなかったのに!

 

は、恥ずかしい!!

29年生きてきた中で5本の指にノミネートされちゃったやつだわ。

今のレベルは、

グランドラインにいると思いこんでたのが、夢が覚めたら、まだイーストブルーの村で、

『宝払いで!』

と言ってるレベルだったのだ。

近海の主すら、まだ見ていない、、、

 

モテ海原への『自由』を手に入れることはまだ出来ないのだった

 

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